2014年05月13日

『アップルシード・アルファ』トレーラー公開、予想通り劇場公開なしのメディア配信・BD/DVDのみ

三ヶ月ぶりの公式アナウンス。

APPLESEED ALPHA 今年二月に米国にてアナウンスされたまま何の音沙汰も無かった 『アップルシード・アルファ』(APPLESEED ALPHA)ですが、トレーラーと共に続報が出てまいりました。

情報をまとめると、

このような感じで。
これらは全て米国でのリリース情報なので、日本国内はどうなるかはまだ不明です。 しかし予想通り、劇場公開という展開形式ではなかったようですね。 7月15日の先行デジタルリリースは、どこかでWeb配信でもやるのかな?

そしてトレーラーの公開。 ようやく動く絵を拝むことができます。

Oh・・・・・・

APPLESEED ALPHA ・・・BDやDVDは既に予約が始まっているようです。 とうぜん欧米のみですが。 気になる方は個人輸入に手を出してみては。

日本国内ではいつ頃に展開されるのでしょうかねぇ・・・

APPLESEED ALPHA
ブリアレオスとデュナン! 誰!

APPLESEED ALPHA
ヒトミ!?

APPLESEED ALPHA
双角!?

APPLESEED ALPHA
ランドメイト!うわあ!

 

posted by sTwo at 23:25 | Comment(0) | アップルシード

2014年03月31日

『アップルシード・アルファ』の続報?

おやおやこんなところに。

士郎正宗 『アップルシード・アルファ』(荒牧伸志監督) 士郎正宗氏の原作漫画 『アップルシード』 の新規映像作品 『アップルシード・アルファ』 の情報が今年2月に、しかも米国発で発表されましたが。 日本国内での正式リリースのアナウンスが無いまま、はやひと月以上経ちました。
日本で公開されるのかどうか?とやきもきしているところに、今月24日に発売された雑誌 『フィギュア王 No.194』 に、 『アップルシード・アルファ』 の荒牧伸志監督のインタビューが掲載されていました(Twitterで情報ありがとう!)。

そこは立体モノの雑誌なので、インタビューはフィギュアの話メインです。 現在発表されている発売予定のフィギュアでは、プレイアーツ改デュナンブリアレオス がありましたが、
プレイアーツ改 デュナン / ブリアレオス
今回は新たにホットトイズの「ムービー・マスターピース」ブランドでも発売されるとのこと。 このブランドでは以前 エクスマキナデュナン/ブリアレオス/テレウス が発売されていますから、その流れでしょうか。

さて肝心の 『アップルシード・アルファ』 の作品の中身はと言うと。

荒牧監督インタビュー:
・・・でも完全な前日譚ではなく単発作品の位置付けですね。 前2作(sTwo注:『アップルシード(2004)』と『エクスマキナ』)の前日譚にしてしまうとブリアレオスは人間体でしか出られないし、またオリュンポスの設定など、複雑な設定を再度説明しなければなりません。
なるほど。

荒牧監督インタビュー:
・・・今回は説明が必要な要素を極力排除して、デュナンとブリアレオスのキャラクターの魅力だけで映画を作ろうとしたんですよ。
なるほどなるほど。

アップルシード』 は舞台背景が非常に複雑なので、単発のエンタメ作品として成立させるためにはこれはいたしかたないのでしょう。
素直に原作1巻の頭からやればいいんじゃね、とも思いますが。笑

ちなみにキャラクターのデザインについて、

荒牧監督インタビュー:
・・・デュナンはまた違って、セクシーさを取り入れようと、太股を露出した大胆な衣装を考えたんです。 でも原作者の士郎正宗先生に 「デュナンはそういうキャラじゃないので」 と言われて 「ですよねー」 って(笑)
そりゃそうだ。笑

原作では一般の街中を移動するのに適した衣装を着ているのに、何故攻殻SACのハイレグ素子(元凶:某神山監督)といい原作に無いセクシーさを出すのでしょう・・・エンタメ作品が故の見た目のハデさが求められるんでしょうかね。

このインタビューでは他にも色々と 『アップルシード・アルファ』 について語られていますので、気になる方はぜひ雑誌 『フィギュア王 No.194』 を買って読んでみて下さい。

APPLESEED ALPHA / アップルシード・アルファ

ちなみにこの 『アップルシード・アルファ』、ぼちぼち新しい動きがあるとのことなので、是非期待して続報を待っていましょう。
 

posted by sTwo at 22:45 | Comment(0) | アップルシード

2014年02月13日

アップルシード劇場版再到来?『アップルシード・アルファ』が今夏に公開予定

これまたすごい情報が飛び込んできました。

APPLESEED ALPHA これまで数々の映像作品が生み出されてきた士郎正宗氏原作の漫画 『アップルシード』 が、 今年の夏にまた映像化されるそうです(情報源)。

  • アップルシード・アルファ
    APPLESEED ALPHA
  • 2014年夏 公開予定
  • 監督: 荒牧伸志
  • プロデューサー: ジョセフ・チョウ
  • 内容: 伝説の都市『オリュンポス』を求めて、若き頃のブリアレオスとデュナンは…
舞台はどうやら原作一巻かそれより前か、ブリとデュナンがオリュンポスに入植する前のお話のようです。 一体どのような内容になるのか…期待と不安でいっぱいですね。
APPLESEED ALPHA
というか、アップルシードは 3DCG で映像化しないといけないとかいう業界のルールでもあるんでしょうかね? デュナンはより実際の人間っぽく、ブリアレオスはよりコワモテに……

 

アップルシードはこれまで何度も映像化されてきました。

  • アップルシード・スペシャルプロローグ (1988年、実写版)
  • アップルシード (1988年、セルアニメ)
  • APPLESEED (2004年、3DCG)
  • EX MACHINA (2007年、3DCG)
  • APPLESEED XIII (2011年、3DCG)
  • APPLESEED ALPHA (2014年、3DCG)
アップルシード ブリアレオスの変貌
映像化シリーズ通してブリアレオスのお顔の変化を見てみると……あれ、なんかアルファはゴリラっぽい?(笑

posted by sTwo at 00:12 | Comment(0) | アップルシード

2011年10月07日

劇場版アップルシードXIII無料配信決定!

APPLESEED XIII 〜預言〜 さてさて何かと話題の3DCGアニメ 『APPLESEED XIII』(アップルシード・サーティーン)、皆さんまだ覚えておいででしょうか。 士郎正宗氏の漫画 『アップルシード』 を原作に、キャラクタを3DCGで表現した全13話のアニメ企画です。 今年の6月にネット配信が開始され、現在は第7話まで公開されています。

3DCGといっても、過去に劇場公開された荒牧監督&デジタルフロンティア制作の 『APPLESEED』(2004) や 『エクスマキナ』(2007) とは異なり、ジーニーズ取りまとめの元で全13話の各話を異なるCG会社が制作するという、作る側は面白いかもしれないが観る側にとってはトンデモ企画なシロモノです。

全13話の内容は前半の7話と後半の6話に分かれており、前半7話を劇場版サイズにまとめた劇場リミックス版が 『APPLESEED XIII 〜遺言〜』 として今年の6月に劇場公開されました。 その当時の詳細はこちらからどうぞ。
そして今月、後半6話をまとめた劇場リミックス版 『APPLESEED XIII 〜預言〜』 が10月24日から劇場公開される予定です。

という長い前置きはおいといて、その後半の劇場版公開を記念して、6月に劇場公開された前半の劇場リミックス版 『〜遺言〜』 が期間限定でネットで無料公開されるとのことです。 このリミックス版は公開当初、後々BDやDVD等のメディアにはならないと言われていましたので、今回の無料公開を見逃すともう二度と観ることができないかもなので要チェックです。

10月25日発売の月刊アフタヌーンからはタイアップ漫画の連載も開始されますので、もうしばらく、温かい目で、このアップルシード13を見守っていきましょう。

というか公式ブログは仕事して下さい。苦笑

posted by sTwo at 17:20 | Comment(5) | アップルシード

2011年06月07日

劇場版アップルシードXIII観てきました…

APPLESEED XIII アップルシード・サーティーン さて何かと話題の 『APPLESEED XIII』(アップルシード・サーティーン)、6月3日からネット配信がスタートしましたね。 全13話のうち1話目は無料ですので、未だ観てない方は是非観てください(ネタ話のためにも)。 この13話とは別に劇場でもリミックス版の前後編が公開されます。
1〜7話を再構成した 『遺言篇』(6月13日公開) と、8〜13話を再構成した 『預言篇』(10月24日)。 そして先日6日に 『遺言篇』 の試写会が行われたので観てきました。
 

その前に・・・
ネットで1話をご覧になった方、言いたい事は大体判ります。

こりゃひどい」 と。

本来視聴者の心を掴むために一番品質を高めなくてはいけない第1話、それが話はゴチャゴチャ、CGはムチャクチャ、全体的なトーンはまるでNHK特集を観ているかのよう。
 

原作アップルシードのストーリー背景は多少複雑です。

A1) 世界大戦で各国のインフラは無力化
A2) 総合管理局が大戦前から理想国家「オリュンポス」を建設
A3) 思想統制のためにクローン人間「バイオロイド」を生み出し不安定な人々を理想に導く

このような世界情勢の下で、

B1) デュナンとブリは共に戦地で行動
B2) ブリが爆弾事件で全身サイボーグ化
B3) 大戦終結後にバイオロイド・ヒトミにより二人はオリュンポスに収容

という経緯があってオリュンポスのESWATにいる主人公二人。(詳しくは以前の特集記事をみてね!)
これらがまったく解説されない状態で無闇に回想シーンとしてカットインしてくるので、アップルシードを知らない人は置いてけぼりの状態です。
 

3DCGに関して、本作は各13話を全て異なるCG制作会社が担当しています。演出・効果含めて。 第1話はダイナモ・ピクチャーズです。
実際の制作の流れとしては、 人物のモデルや背景素材などは全て制作元のジーニーズが用意し、それを各話毎の担当制作会社に丸投げするという状況のようです。 関係者の話を聞く限りでは、各関係会社のやりとり(素材待ちや工数・費用交渉など)で無駄に時間が費やされ、 映像のクオリティアップには時間が割かれていない印象です。 まぁ、その結果があの第1話の映像ですからね。
 

全体的なトーンについて、本作は Conisch が主題歌・音楽を担当しています。 どちらかというとクラシックやオペラ調で、雄大で物静かな音楽が多いようです。 しかし果たしてそれがアップルシードの世界観に合致するかどうか。
劇中にはギリシャ神話などに由来する壁画や彫刻が多く登場します。 神秘的なトーンを醸し出すのは良いのですが、NHK特集や環境ビデオのノリでアップルシードを演出しようとするのは間違いなのでは。 過去の劇場版 APPLESEED(2004年)での BOOM BOOM SATELLITES の曲がもたらした演出効果とは間逆のようです。 (参考動画

 

というところで。

話を劇場版リミックス 『遺言篇』 に戻しますと・・・
試写会で実際に観てきた感想としては 「ストーリーは90分枠用に判り易くなっている」 に尽きるでしょうか。 ネットで第1話を観た時の、話がゴチャゴチャな印象はあまり感じられませんでした。
3DCGについては改善の跡は見られませんでした。 制作会社が異なる1〜7話を1本の劇場版にまとめていることで、劇中のCGの質感に統一感がなく逆に見づらくなっています。
また所々でキャラのみ表示コマ数が落ちる箇所が見られました。 単なる処理落ちなのか、セルアニメの秒間24コマを狙ったワザトの演出なのか。 後者なら全編通してやってもらいたいですけどね(笑)

そして劇場版にも13話版にも言えるのですが、バンクを多用しすぎで作中に何度も気分がダレてしまいます。
バンクとはヒーローモノの変身シーンのように何度も多用されるシーンのことです。まぁ多用するからバンクなのでしょうが(苦笑)、回想シーン・壁画・彫刻これらが表立った意味も無く何度も何度も何度も何度も繰り返しカットインしてきます。 まるで尺稼ぎかコストダウンを狙ってるかのように。
(ちなみに壁画に関しての記事はこちら

特にギリシャ神話の英雄ヘラクレスの12の功績をモチーフにした彫像は幾度となく出てきます。 関係者の話では、この12彫像の3Dモデリングを制作会社に依頼した結果、ズームアップに耐えられる程に完成度が高いモノが出来上がったという事なので、 恐らく 「もったいない」 「いいデキだから何度も登場させちゃえ」 みたいなノリではないかと邪心してしまいます。
時間が限られている映像作品を仕上げる過程であってはならないんですけどね。
(C)2011 士郎正宗/青心社・「アップルシードXIII」製作委員会

(C)2011 士郎正宗/青心社・「アップルシードXIII」製作委員会

 

まぁ、そんな感じで結論としましては、

  • アップルシードを知らない方は、細かな背景設定が把握できないまでも 「映画としては普通に面白かった」
  • 士郎正宗の古くからのファンで原作命の方は 「主役二人のキャラも違うし原作レイプだ!」
  • 3DCGのクオリティに目が行く方は 「これは学生の卒業作品ですか?MMDの方がマシ!」
といった感想を持つのではと思います。

ポジティブに捕らえると万人向けのエンタテインメントに(ギリギリ)仕上がってます。 ネガティブに観ると別にアップルシードでなくてもよく、単なるCG会社のマスターベーション作品です。

さて、あなたはどういう感想を持つでしょうか。

 

ちなみにこのリミックス劇場版は、劇場公開のみでメディアにはならず、セルやレンタルされないようです。 ネット配信での13話はストーリーが把握しきれない感があるので、その前に劇場版を観ることをオススメします。 全国で3館でしか上映されませんが、なんとかして(笑)観てみてください。

 

以下はちょっとしたネタです。
 

劇中には、12個の穴が開いたシリンダーをヘビがくわえているモチーフが登場します。 第1話の最後では、その穴の一つに銃弾を装てんするシーンが出てきます。

そして1〜7話をまとめた劇場版の最後では・・・

穴は12個、本作は13話。 さて、最終話では・・・?
(C)2011 士郎正宗/青心社・「アップルシードXIII」製作委員会

(C)2011 士郎正宗/青心社・「アップルシードXIII」製作委員会

さらにネタ。

作中のデュナン、まゆげが濃過ぎですよね。 原作のデュナンはまゆげ濃くないんですよ。 でもこの顔、士郎正宗画風・・・どこかで見たような・・・あ、攻殻機動隊の原作1巻に出てきた看護婦さん、包田那珠美(くるたん)だ!(笑)
(C)2011 士郎正宗/青心社・「アップルシードXIII」製作委員会

(C)2011 士郎正宗/青心社・「アップルシードXIII」製作委員会
(C)1991 士郎正宗/講談社
posted by sTwo at 19:05 | Comment(14) | アップルシード
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