
ちなみに誤解されている方が多いのですが、攻殻ARISE はいわゆる "劇場版" ではなく、
劇場で2週間の期間限定で上映されるオリジナルアニメ、という位置付けです。
全部で4話作られる中で今回は第一話目 『border:1 Ghost Pain』 の公開ということです。
そんな 攻殻ARISE 、冒頭の8分間が YouTube のチャンネルで公開されましたね。
第一話は 58分間の作品ですがその内の 8分間って結構なボリュームなのでは・・・(笑
さて冒頭の8分間をご覧になって、過去のTVシリーズ 攻殻SAC や原作漫画とノリが異なると感じた方も多いのでは。
それもそのはず、攻殻ARISE の第一話は 「サスペンス」 をテーマに物語が進んでいきます。
"攻殻機動隊" が設立される前、未だ素子が 三佐 と呼ばれていた時代。
格闘・電脳戦のスキルが熟していない時期、
そして表情豊かだった頃の素子が主軸となっていますので、
攻殻SAC のようなノリを期待していた方は少し肩透かしを食らうかもしれません。
しかし 攻殻SAC も言わば 原作版攻殻 のパラレルワールドなので、
攻殻ARISE もパラレルの一つとして鑑賞するのが純粋に楽しめる秘訣なのかもしれません。
ちなみに 攻殻ARISE の第二話 『border:2 Ghost Whisper』 のテーマは 「アクション」 だそうです。 こちらは今年中には公開されるのかな?
ここでおさらい的な意味も含めまして、原作版攻殻機動隊の年表の概要をチラとご紹介。 攻殻SAC や 攻殻ARISE が原作版と比べてどの程度パラレルワールドなのか、 ご自分で体感する際の一つの指標ネタとしてご覧ください。
西暦 | 原作版攻殻での出来事 |
---|---|
20xx年 | 素子をリーダーとした特殊部隊結成 |
2026年 | 素子の部隊、テロリスト相馬亨の暗殺作戦失敗。 イシカワはこの当時から部隊に在籍 |
2027年 | (攻殻ARISEの舞台設定はココ) |
202x年 | 素子、本庁からトグサを引き抜く |
2029年3月 | 素子の部隊、某国代表部の暗殺作戦。 この時素子は公安部の荒巻部長と初顔合わせ |
2029年4月 | 素子の部隊、公安部の依頼により聖庶民救済センターへ突入 |
2029年 | 公安部荒巻部長の手引きにより、大戦の戦後処理という名目で国際救助隊(攻殻機動隊)を設立。 便宜上、素子の部隊を公安の組織に所属させるために公安9課が創設される |
2029年7月 | 清掃局員の疑似体験エピソード (劇場版攻殻はこの辺を引用) |
2029年10月 | トムリアンデ暴走事件。 ゴーストダビング装置エピソード (劇場版攻殻2 イノセンスはこの辺を引用) |
2029年〜 | (攻殻SACの舞台設定はココ。 素子が人形使いと遭遇しなかった場合のパラレルワールド) |
2030年7月 | 素子、人形使いに初ダイブ(劇場版攻殻はこの辺を引用) |
2030年9月 | 素子、人形使いと融合し、攻殻機動隊(公安9課)を離れる |
2031年〜 | 素子、衛星軌道上にデカトンケイルの衛星ステーション建設。 軌道上託体施設「眠る宇宙」 設立 |
2035年3月 | 人形使いと融合し発生した草薙素子の11番目の同位体 荒巻素子と、20番目の同位体 ミレニアムとの電脳戦(原作攻殻2巻) |
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