本日発売のニュータイプエース Vol.22、
士郎正宗氏の貴重な非エロ成分であるSF作品 『DEAD DRIVE』 第4回目が掲載されております。
まぁ折込みポスターでのイラスト形式であって漫画ではないのであしからず。
第4回目のタイトルは 「多重人質過交換 (Multi Hyperpnoea)」 です。 Hyperpnoea(Hyperpnea)は医学用語で 「過呼吸」 を意味します。
今回のイラストはかなりカオスな場面となっておりまして・・・銃を構えているクロゼブラ、人質役:榊鏡華に扮している吉野素百、そして何故かクロゼブラのフリをして地面に倒れているグレナクレン教授。 それらレギュラー陣に相対して、反応装甲用のゴツい銃器を構えているサイボーグを従え、教授を足蹴にしているフリーの産業スパイ、デヴァイシア・トリプルE・フェアチャイルド。
そしてこのデヴァイシアはなんと、(素子の?)7番目の同位体だそうで。 攻殻機動隊2巻の荒巻素子ばりの電脳使いっぷりを発揮している、かのような風貌です。
ちなみに吉野素百(すもも)は100番目の同位体、そしてその苗字からなんとなく連想されるように、ポセイドン・インダストリアル社の所属。 こういう設定を見るに DEAD DRIVE の舞台はアップルシードや攻殻機動隊のパラレルワールドのようですね。
左から クロゼブラ、グレナクレン教授、吉野素百、銃器を構える謎のサイボーグ。 サイボーグの首筋には何故か教授のペットメカのフランクリン2501が。 ハッキング中か?はたまた同型のモデルが一般に出回っているのかな?
クロゼブラたちはデヴァイシアの襲撃から逃れるべく上空の衛星を抑えていたにもかかわらず、なんとデヴァイシアは火星から望遠鏡で(ブラジルの?)リオにいるクロゼブラたちを監視していたそうな。 地球と火星との距離は近地点付近で約5,600万kmとか。 そこまで凄い分解能を持った望遠鏡は実現するのだろうか、火星と地球の大気の影響をどこまで無効化できるのだろうか・・・などなど、色々と考えてしまいます。
やー、SFってワクワクしますよね! と月並みな感想を述べつつ、今月号のニュータイプエースの目次ページの士郎正宗氏のコメントを見ると、この DEAD DRIVE も将来的には(GALGREASEのように)画集として一冊にまとめたい、と希望されているようです。 頼みますよ角川さん! ついでに 『蜂の惑星』 も単行本化お願いします角川さん!(富士見書房も角川傘下になったので)
来月号のニュータイプエース Vol.23は 7月10日(水)発売予定です。
あそうそう、本誌に絶賛連載中の原案:士郎正宗、漫画:六道神士 『紅殻のパンドラ』 も相変わらず面白いので未見の方はこちらも是非チェックしてみてください。