2015年07月28日

待望の『PIECES Gem02 NEURO HARD 蜂の惑星』発売! しかし誤植や乱丁多数?

ついについに!

雑誌掲載から実に23年、『ニューロハード 蜂の惑星』 が単行本(?)化されました!

    PIECES Gem02 NEURO HARD 蜂の惑星
  • PIECES Gem 02 NEURO HARD 蜂の惑星
  • 2015年07月27日発売
  • 定価: 1,555円(税込)
  • A5判、88ページ(カラー32ページ)
  • ISBN978-4-87892-399-9
  • 購入特典:青心社(NEURO HARD ルーペしおり)、とらのあな(イラストカード)

ニューロハード 蜂の惑星』 は1992年、当時の富士見書房(現KADOKAWA)の 「月刊ドラゴンマガジン」 の増刊として創刊された漫画雑誌 「コミックドラゴン」 の創刊号から不定期に10回連載された士郎正宗氏のマンガです。

ニューロハード 蜂の惑星 「マンガ」とはいえこの蜂の惑星は、イラスト+説明プロットという構成での 「コンテ」 という位置付けで連載されていました。 ただでさえ文字が多いシロマサ作品なのに、文章量体感比500%くらいという、士郎正宗マニアならヨダレモノの作品だったのです。
が、運悪く(?)連載途中で中断、その後は単行本化の音沙汰なく出版社が角川に合併吸収されてしまい、あわや幻の一品となってしまうところでした。

今回無事単行本化されたとはいえ、この 『PIECES』 シリーズのサイズはA5判、対して雑誌掲載時はB5判。 ただでさえ文字の量が多いのに小さいサイズで出してどうすんの! どうせならB4変判の 『INTRON DEPOT』 シリーズで出してよ! と思ってしまうのは贅沢な悩みでしょうか。

さてそんな蜂の惑星ですが、雑誌に掲載されたものは全部で50ページ程度。 この 『PIECES』 は基本88ページ構成のシリーズなので、このままだと結構ページが余ってしまいます。 ということで巻末には突発的なイラストギャラリーが収録されています。 全体的な構成は以下の通り。

  • カラーイラスト(目次) [p.1〜p.2]
    p.66から収録の 『ニウロジウロン』 のイラスト。
  • NEURO HARD について [p.3〜p.6]
    士郎正宗氏が今の視点でニューロハードについてウンチク全開で語っています。
  • 第1話 [p.7〜p.8]
    雑誌掲載時はカラーの折込み両面ポスターでした。
  • 第2話 [p.9〜p.16]
  • 第3話「惑星アンテイア」 [p.17〜p.24]
  • 第4話「探査開始」 [p.25〜p.32]
  • 第5話「占い」 [p.33〜p.36]
  • 第6話「水棲種」 [p.37〜p.40]
  • 第7話「アンテイアの謎」 [p.41〜p.44]
  • 第8話「巣」 [p.45〜p.48]
  • 第9話「歓迎」 [p.49〜p.52]
  • 第10話「考察」 [p.53〜p.57]
  • あらすじ/キャラクター紹介/設定紹介 [p.58〜p.64]
    「サイバースペース通信SPECIAL」という特集ページで雑誌に掲載されていた内容を再構成。
  • カラーイラスト [p.65]
    漫画雑誌 「月刊 COMICリュウ」 の2009年1月号の表紙イラスト。
  • ニウロジウロン NEURO JIULONG [p.66〜p.69]
    同じく 「月刊 COMICリュウ」 の2008年4月号の付録のポスターイラスト。 ゲーム用のプロットだそうで。
  • ブリアレオス&デュナン [p.70〜p.71]
    2007年に公開された劇場版3DCGアニメ 『エクスマキナ』 の限定版DVDに同梱されていたミニポスターのイラスト。
  • プリアレオス&デュナン [p.72]
    2004念に公開された劇場版3DCGアニメ 『APPLESEED』 のサントラに同梱されていたミニポスターのイラスト。
  • カラーイラスト [p.73]
    2002年に大日本技研から発売されたモデルガンの箱絵。 『INTRON DEPOT 3』 に収録済み。
  • カラーイラスト [p.74〜p.75]
    タイトルは 「AUTO GUN UNIT」。 こちらも 『INTRON DEPOT 3』 に収録済み。
  • STARSHIP POLICE [p.76〜p.87]
    1ページほど他のイラストがまぎれているが、こちらも全て 『INTRON DEPOT 3』 に収録済み。
  • カラーイラスト(奥付) [p.88]
    こちらも 『INTRON DEPOT 3』 に収録済み。
ここで、既に購入された方はご確認をば。 81ページと83ページ、同じじゃないですか?(私だけ?)乱丁かなぁ・・・

そして肝心の 『蜂の惑星』 も、雑誌掲載時のものと比べると誤植と見受けられるものがチラホラと。
8ページ目の文章だけでも

  • 誤:惑星フレマ・フォトン → 正:惑星フレマ・ヒュトン
  • 誤:高度な結果 → 正:高度な結界
とまぁ、こんな感じです。 しっかりしてくださいよ青心社さん ・・・
 

しかしながら、今回追加で書き起こされたり見直されたりしている文章があるようで、雑誌掲載時に読んでいた方もまた新たな発見がありそうな感じです。 ラセン・コロニーで生活している人口が 約20万人→約20億人 とか設定が変わっている部分もありますよ。

なにわともあれ、20年以上も待ち望まれていた 『ニューロハード 蜂の惑星』 の単行本化、純粋に楽しみたいと思います。 皆買おう!
 

posted by sTwo at 23:57 | Comment(0) | 情報
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