士郎正宗氏の原作漫画 『アップルシード』 の新規映像作品 『アップルシード・アルファ』 の情報が今年2月に、しかも米国発で発表されましたが。 日本国内での正式リリースのアナウンスが無いまま、はやひと月以上経ちました。
日本で公開されるのかどうか?とやきもきしているところに、今月24日に発売された雑誌 『フィギュア王 No.194』 に、 『アップルシード・アルファ』 の荒牧伸志監督のインタビューが掲載されていました(Twitterで情報ありがとう!)。
そこは立体モノの雑誌なので、インタビューはフィギュアの話メインです。 現在発表されている発売予定のフィギュアでは、プレイアーツ改の デュナン と ブリアレオス がありましたが、
今回は新たにホットトイズの「ムービー・マスターピース」ブランドでも発売されるとのこと。 このブランドでは以前 エクスマキナ の デュナン/ブリアレオス/テレウス が発売されていますから、その流れでしょうか。
さて肝心の 『アップルシード・アルファ』 の作品の中身はと言うと。
・・・でも完全な前日譚ではなく単発作品の位置付けですね。 前2作(sTwo注:『アップルシード(2004)』と『エクスマキナ』)の前日譚にしてしまうとブリアレオスは人間体でしか出られないし、またオリュンポスの設定など、複雑な設定を再度説明しなければなりません。
・・・今回は説明が必要な要素を極力排除して、デュナンとブリアレオスのキャラクターの魅力だけで映画を作ろうとしたんですよ。
『アップルシード』 は舞台背景が非常に複雑なので、単発のエンタメ作品として成立させるためにはこれはいたしかたないのでしょう。
素直に原作1巻の頭からやればいいんじゃね、とも思いますが。笑
ちなみにキャラクターのデザインについて、
・・・デュナンはまた違って、セクシーさを取り入れようと、太股を露出した大胆な衣装を考えたんです。 でも原作者の士郎正宗先生に 「デュナンはそういうキャラじゃないので」 と言われて 「ですよねー」 って(笑)
原作では一般の街中を移動するのに適した衣装を着ているのに、何故攻殻SACのハイレグ素子(元凶:某神山監督)といい原作に無いセクシーさを出すのでしょう・・・エンタメ作品が故の見た目のハデさが求められるんでしょうかね。
このインタビューでは他にも色々と 『アップルシード・アルファ』 について語られていますので、気になる方はぜひ雑誌 『フィギュア王 No.194』 を買って読んでみて下さい。
ちなみにこの 『アップルシード・アルファ』、ぼちぼち新しい動きがあるとのことなので、是非期待して続報を待っていましょう。